今月の表紙: 本井もあ
オズ・マジックの期待の新人モデル。スチル、ショーなどで活躍が期待されます。
詳しくはmodel infoをご覧下さい。



ClubZero

〔撮影協力)
HP:http://www.clubzero.jp/
主にモデル撮影の現場に立ち会う全てのスペシャリストの方々のための空間であり、 モデルのための作品作りをする空間ではありません。 携わるスタッフは互いに役割がちがうだけで、目的は同じはずなのです。 しかし我々カメラマンでさえ、ライトの移動を助手に指示をしても なぜライトを移動したかという理由をその現場で伝える事は通常ありません。 その通常、仕事の現場ではありえないコミュニケーション空間を自分達でつくりませんか。 終了後の反省会では伝わらない事がたくさんあります。 そのためにその現場をもう一度再生し、そのための時間をつくりませんか。 同じ気持ちで賛同していただける カメラマン、カメラアシスタント、モデル、ディレクター、スタイリスト、グラフィックデザイナー、 ファッションデザイナー、ヘアーメイクアーティスト、、、、etc 募集いたします。
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June 2006
[特集]モデルというお仕事7。


p.toshiya usuki


どうも、MIKIです。
私はただ、大阪と名古屋を拠点にモデルをやってきただけの人です。なのでこういう所に偉そうにモノを書くような立場の人間じゃないかもしれません。 ただ、モデルという仕事に約10年関わってきて知ったこと、身につけた事、感じた事などを時々こうやってココに登場して好き勝手書かせていただく事になりました。

今モデルになりたい、もうすでにモデルとして活動している、 そしてモデルという業界に興味のある、という人たちのお役に立てれば幸いです。
もし「こういう事が知りたい」という事がありましたら
こちらまで御連絡くださいね。
   モデルにまつわるお金の話 第二話    モデルとしての道具をそろえる
moA
aco01

さて前回からの続きです。
無事所属も決まりレッスンなども開始しながら実際にモデルとしての活動を開始していきます。
そこでどういった物にお金がかかるのか、そして実際お仕事をGETするまでにかかるお金、お仕事をしたらもらえるお金とにかく「お金」の話、第二弾です☆。





moA


以前「モデルの仕事道具」という会でもお話しましたがモデルの仕事をする為の道具にも結構のお金がかかります。まず最初にそろえないといけない最低限のものは基本色(黒、白、ベージュ)のパンプス、ベージュの下着や和装の下着、ストッキング、カブリ、そして最低限のヘアメイク道具。ベージュの下着や着物の下着(肌襦袢など)、メイク道具などは自分で元々持っていたり、親が持っているのを借りたりもらったり出来るとしても靴3足だけで、どれだけ安いものを探しても2万円前後くらいはするのではないでしょうか?しかも、基本色パンプスやメイク道具などは持ってないとモデルじゃない!くらいの最低限の道具で靴も他にサンダルブーツなど持参しなければいけない靴は増える一方だし(モデルの荷物のほとんどは靴、と言っても過言ではないくらい)仕事の内容によっては、ジャケットなどの中に着るインナーを持参しなくてはいけなかったり、(属に「あわせ」と呼ばれています)旅雑誌などに出演する際には衣装は自前だったり、など細々と必要な物は増えて行きます。自分がどんな仕事をメインでやっていくのか検討もつかないと思うのでまずは基本色のパンプスなどの「最低限」からそろえて、仕事をしていくにつれ徐々にそろえると良いと思います。

p: toshiya usuki
HM: hiroko tsuji
p: toshiya usuki
   売り込み用の資料写真をそろえる    営業・オーディション


これも
「モデルの仕事道具」の項目で少しお話しましたが、オーディションで仕事を取る為に欠かせない「ブック」と「コンポジ」。この写真を作る為に新人はカメラマンの知り合いも少ないと思うのでマネージャーにカメラマンやヘアメイクさんなどを紹介してもらって撮影を行います。「モデルの資料用」という事でカメラマンさんなどもいわゆる「お友達価格」で撮影してくれる方が結構多いのですが、それでも1枚、2枚の写真を作るのにカメラマンやヘアメイクさんに支払う金額は数万円にも及びます。スタイリストさんまで付けるとなると結構気の遠くなる金額。でも、その写真1枚で仕事が決まったりするので、みんな力を入れて撮影します。ブックにはそういうった写真を十数枚ファイルにして入れます。写真を入れるファイルも事務所で決まったものがある所や、自分で探して買って来たりなどいろいろです。自分で買う場合も1万円以上する専用のポートレートファイル(大型写真用品店などで売っています)を買う人やオシャレなA4のクリアファイルをブック代わりにする人など様々でそれによってかかるお金も幅が出ます。コンポジには2〜5枚ほどの写真とボディサイズ、事務所の連絡先などを印刷します。この印刷代も事務所によってA5サイズのものを印刷したり、最近はパソコンのプリンターも結構綺麗にプリントできるので、それをコンポジにしている事務所もあります。こういった写真の撮影代、印刷代すべてモデル負担なので、新人で写真が1枚もないうちは本当に一番痛い出費、と言えるかもしれませんね。

moA

仕事の
道具もそろって、売り込みの為の道具もそろって、とうとうモデルとしての営業開始です!営業は「顔見せ」とも呼ばれ、事務所が取引のあるクライアント先に出向き「こんなモデルが入りました」と挨拶回り、という感じでしょうか?新人のうちは、この顔見せがすごく大事。世の中にこんなモデルがデビューしましたよ、と知ってもらわなくては仕事も始まらないからです。基本的に顔見せは特に決まった仕事はなく、何かあったらヨロシク〜という感じですが素材の良いモデルだと、この顔見せだけでドンドン仕事の入る事もあります。キャリアをつめば顔見せの機会も減って行きますが、それでも「最近はこんな感じです」と成長したモデルを見せる為に、数年仕事している人でも顔見せは当然あります。顔見せは1日で数社回る事が多いのですが、移動はマネージャーの車だったりみんなで電車だったり様々です。車の場合はマネージャーから移動代を請求される事は少ないと思いますが、電車の場合は全部モデルの自腹という事になります。
mayuko



オーディションは顔見せとは違い、すでにそこに「A社の広告モデル」「Bファッションショーのショーモデル」などまず仕事があり、その仕事に使うモデルを選ぶ選考会のようなものです。事前にキャスティング会社や広告代理店などがモデル事務所各社からその仕事に合いそうなモデルを集めて、そこから最終的に仕事に使うモデルを実際に見て決めます。このオーディションに向かう交通費も当然モデル持ちとなります。稀に地方や遠方のオーディションにも行く事があります。先方が交通費も出しますので是非アナタを見てみたい、という事で交通費を出してくれる場合もありますがモデル自身も出たくてしかたない大きなCMやコレクションのオーディションだと遠方でも自腹になる事が多いですね。実際に名古屋から神戸、大阪から東京に自腹でオーディションに行く、というモデルも少なくありません。そしてオーディションは大抵はノーギャラ。交通費使ってこういうオーディション何回も受けてその中から数本の仕事を取ってみんなモデルになっていく。基本的には自営業だから、毎月の不安定な収入に精神的にも安定せず大変だと思います。モデルになりたての頃は食べていけずにバイトしてる子も多いしね。そのバイトもモデルの仕事を優先してくれるようなカナリ融通きくところじゃないと無理だし。

  
 p: toshiya usuki
 p: toshiya usuki
hm: masa hiraoka
 
   お仕事、そしてギャランティー  

ここまで出費の話続きでウンザリしているそこのアナタ!お待たせしました☆とうとう顔見せやオーディションでお仕事をGETして、モデルとして仕事をこなしその後の待ちに待ったお給料の話です。

モデルは給料製制ではありません。お仕事の分だけギャランティー(通常ギャラと呼ばれます)を頂きます。

一番良くきかれる質問は「モデルって一回のお仕事でいくらくらいギャラをもらえるの?」なのですが、結果からいうと本当にピンキリなのです。数千円の仕事から数百万円まで本当に様々です。(こんな極端なピンもキリも滅多にないですけど(^ ^;))ただ派手な仕事だからギャラがいい、地味だから安い、という基準はありません。あまり知られていないですが、雑誌の表紙よりデパートの広告の方がギャラが良い事もあります。何も知らない人だとつい「雑誌にも出てるモデルさんなのに、どうしてこんな地味な通販雑誌なんかにも出てるのだろう、、、」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、通販やデパート(いわゆる流通と呼ばれる仕事です)の方が稼げる、と言う点では上だったりします。で、実際にいくらくらいもらえるの?という質問には実際答えづらいのです。なぜなら、まず一番は東京、名古屋、大阪や他地方など地域によって価格設定が大きく違う所もありますし、新人モデル、売れっ子モデル、ミセスモデルなど立場が違うとギャラも大きく違ってくるのです。同じデパートや通販の流通でも2〜3万くらいの仕事もあれば何十万円の仕事もある。ファッショショーでも安いと2万円くらいのギャラの仕事もあれば売れっ子になると上限がなくなってくるし、CMなども地方CMでワンクール(3ヶ月流れるCM、という意味ね)数万円の仕事もあれば同じワンクールでも数十万円、数百万円の仕事もある。本当に一概に「いくら」とは言いづらい世界なのです。
aco

まぁ、だいたい平均的に見てみると一回のお仕事のギャラは安くても数万円ある事が多いので「1日でそれだけ稼げるなんて安くてもすごいじゃぁ〜ん!」って思うかもしれません。だけど、ここまで来るまでの出費を考えてみると、そうでもなかったりします。所属して道具そろえてレッスンして、、、、最初の仕事数回分なんて、まだまだ赤字状態ですよね。それでも所属してすぐに仕事が来るようになるモデルなんて、まだラッキーな方です。数ヶ月間、ヘタしたら1年近く一本も仕事がなくてアルバイトしないと生活していけない、なんて人は本当に沢山いるんです。


そしてお仕事をすると、クライアントから事務所にギャラが支払われます。そして以前「モデルの立場」の回でもお話しましたが、
そのそこから15〜40%のマネージメント料(パーセンテージは事務所によって違ってきますが20%くらいの所が多いと思います)所得税10%、事務所によっては月会費(事務所維持費と呼んでいる所もあるかも)などを引かれた残りの金額がモデルに支払われます。コンポジなどの印刷を事務所まかせにしている人はギャラから、それらの経費が引かれて支払われます。支払日はこれまた事務所によってまちまちですが、締め日から2ヶ月後払いの所とクライアントから振り込まれた時払い、の2パターンが多いようです。普通のアルバイトなどに比べて支払いが遅いのでかなり待ち遠しいですよね〜。


tsukasa

 
 p: toshiya usuki
 
p: toshiya usuki


p.Tsukasa Horie


いかがでしたか?モデルのお仕事を始めるまでにどれくらいお金がかあかるか、またどうやってお金をもらえるようになるのか、少しはご理解いただけましたでしょうか?他にもこんな事聞きたい、もしくはもうモデルとして活動されてる方でうちはこんなだよ〜、とか今回の話を全然違う〜なんて事があればお気軽にメールください。いろんな方のお話も聞きたいですし、またこの「モデルばなし」にも反映していきたいな、と思います。


とにかくモデルはオーディションで仕事取ってナンボの世界。何年もアルバイトしないと生活できない人もいればあっと言う間に売れてギャラも上がって同年代のOLの何倍も稼ぐ人もいる。すごく厳しく辛い世界ですが、すごく楽しくて夢もあります。そんな世界にあなたはチャレンジしてみますか?

それではまた。

From MIKI。

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